地方議員の口利き記録制度 導入自治体は約半数にとどまる

地方議員による不当な口利きを防ごうと全国の自治体で議員による要望などを記録する制度の導入が始まっていますが、NHKと市民オンブズマンが主な自治体を調べたところ、制度の導入はおよそ半数にとどまっていることがわかりました。開示された記録では、特定の業者への優遇を求めるなど不当だと疑われかねない口利きも確認され、専門家は「議会と行政の信頼性を高めるためにも全国の自治体で記録制度を設けるべきだ」と指摘しています。


原発事故被害の集団訴訟で全国初の結審 前橋地裁

福島第1原子力発電所の事故で、避難を余儀なくされた人たちが住み慣れた家や仕事を失い、精神的な苦痛を受けているとして、国や東京電力に損害賠償を求めている全国の集団訴訟のうち、群馬県内の裁判が31日で審理を終えました。全国の訴訟で最も早い結審となり、事故から6年となる来年3月に判決が言い渡されることになりました。


築地の仲卸業者10社余り きょう閉店 先行き不安広がる

豊洲市場に移転せず廃業することを決めた築地市場の水産仲卸業者のうち、10余りの業者が31日閉店しました。移転延期の決定から2か月がたち、市場関係者の間で先行きへの不安が広がる中、店をたたんだ業者の1人は「築地のブランドや人のつながりが失われないか心配だ」と話しています。