イシグロ氏会見「芸術的アプローチは日本的なもの」

ノーベル文学賞の受賞が決まったカズオ・イシグロ氏はロンドン市内で記者団に対して、「すばらしいことで、全く予想しなかった知らせだった。キッチンでメールを打っていた時、エージェントから連絡を受けた。その後、BBCから電話を受け、事実だと信じることができた」と述べました。そのうえで自身の作品について、「私はイギリスで育ったが、私の両親は日本人であり、世界を見る、私の芸術的なアプローチの大部分は、日本的なものだ」と話していました。


イシグロ小説「人間の『記憶』を一貫して描いてきた作家」

日系イギリス人作家のカズオ・イシグロさんがことしのノーベル文学賞に選ばれたことについて、これまで2回、イシグロさんへのインタビューを行ったことがある翻訳家で東京大学名誉教授の柴田元幸さんは、「カズオ・イシグロさんは、1980年代のデビュー以来、常に質の高い長編小説をコンスタントに発表し続けていて、ノーベル文学賞の受賞は妥当だと思います」と受賞についての受け止めを語りました。