米朝会談 専門家「北朝鮮は米の意図を読み間違えたか」

アメリカ研究が専門の慶応義塾大学の渡辺靖教授は2回目の首脳会談を開いたものの合意に至らなかった最大の要因として、トランプ大統領が北朝鮮から制裁の全面解除を求められたことにあるとしたことについて、「これはアメリカからすると到底受け入れられない。北朝鮮がなぜこのような高いボールを投げてきたのか気になる。北朝鮮はアメリカの意図を少し読み間違えたのではないかという印象を受けた」と述べました。


トランプ大統領記者会見「互いに隔たりがあった」

アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長との首脳会談のあと、会見で、「北朝鮮は制裁の完全な解除を求めたが、われわれはそれには応じられなかった。今回は会談の席を立たなければならなかった。制裁は今後も維持する」と述べました。