【声明全文】ゴーン被告「私はレバノンにいる」渡航禁止も出国

金融商品取引法違反などの罪に問われ、ことし4月に保釈された日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告が「私はいまレバノンにいる」とする声明を発表し、海外への渡航を禁じられているにもかかわらず日本を出国したことを明らかにしました。声明では出国の理由を「不公正な日本の司法から逃れるためだ」と主張していて、今後、レバノン政府がどう対応するかが焦点となります。(声明全文を掲載)


北朝鮮 キム委員長 あす1月1日に新たな方針を表明か

北朝鮮で重要政策を決定する朝鮮労働党の中央委員会総会は、30日、3日目が開かれ、キム・ジョンウン(金正恩)委員長が、「政治外交、および、軍事的な対応措置の準備に言及した」と伝えました。総会は大みそかの31日も開かれる見通しで、1月1日、キム委員長の新年の演説を通してアメリカとの非核化交渉やミサイル開発について新たな方針を示す可能性があります。


ゴーン被告 出入国管理庁に出国記録なし 別名で出国か

金融商品取引法違反などの罪に問われ、ことし4月に保釈された日産自動車のカルロス・ゴーン元会長が、日本を出国して、中東のレバノンに到着したと欧米の複数のメディアが伝えています。関係者によりますと出入国在留管理庁のデータベースなどを確認したところ、ゴーン被告が日本から出国した記録はなかったということです。このため、ゴーン被告が別の名前を使って出国した疑いもあるとして確認を進めています。裁判所が示した保釈の際の条件では、海外への渡航は禁止されています。