岸田総理大臣はNHKの開票速報番組で、自民・公明両党が目標としていた過半数の233議席を上回り、政権の継続が確実となっていることについて「信任をいただいたと受け止めたい」と述べました。
衆院選 自民・公明両党の獲得議席「安定多数」244議席に到達
自民・公明両党の獲得議席は、衆議院でいわゆる「安定多数」となる244議席に達しました。衆議院にある17の常任委員会すべてで委員長を出したうえで、野党側と同じ数の委員を確保できる、いわゆる「安定多数」の244議席に達しました。また自民党は、単独で衆議院の過半数にあたる233議席を上回ることが確実な情勢となりました。開票が進む小選挙区や比例代表の各ブロックの得票状況から、自民党は今後さらに議席を上積みする見通しで、単独で衆議院の過半数にあたる233議席を上回ることが確実な情勢となりました。
維新 松井代表 “今の任期で代表を退任したい”
日本維新の会の松井代表は記者会見で、党の規約に沿って衆議院選挙のあとに代表選挙が行われた場合には立候補せず、今の任期で代表を退任したいという考えを示しました。
立民 小沢一郎氏 選挙区で議席確保できず 岩手3区
自民党の幹事長や民主党の代表などを務めた立憲民主党の前議員の小沢一郎氏が、小選挙区の岩手3区では議席を確保できませんでした。小沢氏は比例代表の東北ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。
立民 中村喜四郎元建設相 小選挙区の茨城7区で議席確保できず
立憲民主党の中村喜四郎 元建設大臣は小選挙区の茨城7区では議席を確保できませんでした。中村氏は比例代表の北関東ブロックに重複立候補しており、比例代表の結果を待つことになります。
衆議院選挙 各党幹部はどう受け止めた?
衆議院選挙を受けて各党幹部の発言です。
自民 甘利幹事長 “小選挙区で敗北なら総裁に身柄を預ける”
自民党の甘利幹事長はTBSの開票速報番組で、自身が小選挙区で敗れた場合の対応を問われたのに対し「総裁に身柄を預けないといけないと思う。まず議席があるかどうかわからないので、そういう状況になって、しっかり相談したい」と述べました。